
先日来日したKasraのレーベルCritical MusicやRenegade HardwareそしてNoisiaのレーベルInvisible Recordingsからリリースを重ねる若干20歳のSignalの紹介です。2019年4月5日~7日で初のJapan Tourを予定しています!
まずはそのJapan Tour用のプロモMixを本人が作っているのでそれを聴いてみてどんな楽曲を作っているか確認してみましょう。なおこのプロモMixはOWSLA傘下のNEST HQにピックアップされています。
Signal
フランス出身で現在オランダのアムステルダムで活動しているSignal(本名Jonathan Kievit)は13歳のときに学校の課題で曲を作ることになり、教育用のサンプルを用いてFL Studioを使いHouse musicを作りました。近所の友達の家でTiesoを聴いて初めてElectronicに触れ、その後立ち上がったばかりのMonstercatからDubstepやドラムンベースに触れました。

そしてそこからSkrillexを発見し影響されるのは必然的でDubstepを作り始めます。その後、彼の名曲Scary Monsters and Nice SpritesをNoisiaがremixしているのをYouTubeで聴いて衝撃を受けNoisiaのことをもっと知りたいと思ったことがドラムンベースへの大きなリンクでした。NoisiaとPhaceはその頃から現在も影響を受けているアーティストだそうです。Signalが15歳のときからドラムンベースを作り始めます。
その1年後にNoisiaのThijsからデモを送ってほしいとSoundCloudのメッセージが送られてきました。当時のSignalのSoundCloudのフォロワーは約1,000人しかいなかったそうです。DMにて後にInvisibleからリリースとなるTripwireを送り、すぐに契約となりました。また同じ週にCritical とEPリリースの契約もしました。Signalがまだ16歳のころの忘れられない1週間だったそうです。

その後もBad Taste, Dispatch, Cyberfunk, Neodigitalなどからリリースを重ね、2016年の年末にDrum & Bass Arena AwardsのBest Newcomerを若干18歳にて獲得します。(前年はMaduk, 翌年は1991が獲得)


彼のRemixワークスにはHybrid Minds, Camo & Krooked, Krewella & Lookas, Mefjusなどがありますが
特にGoh (Signal Remix) - Skrillex, What So Notはドラムンベース制作の入り口となったプロデューサーSkrillexと個人的に大ファンだったWhat So Notの楽曲をRemixすることになり、そのリリースが決定されると聞いたときはこれまでの人生で最高に興奮したそうです。

2018年にはBlack or White (feat. Tasha Baxter) Signal RemixがBest Remixにノミネート、ABISとの共同レーベルDIVIDIDがBest New Labelにノミネートしました。

現在彼はロッテルダムの大学で応用数学を学びながらドラムンベースプロデューサーとDJを続けています。

インタビューでなぜNoisiaのレーベルとサインできたのかと聞かれたSignalは「僕は若かったから一日中パソコンの前でドラムンベースを作っていた」と答え、「その他には以前Dubstepプロデューサーのフォーラムがありそこでドラムンベースを作らない人たちからのフィードバックがより中立的な見方をさせてもらえた」と答えました。

Signalおすすめ曲
Solitude EP -Signal
NoisiaのInvisibleからリリースしたSignal最新のEP。
これぞSignalのDeepでTechな音です。
Alarm (Signal Remix) - Lookas & Krewella
Vocalの良さを消さずSignalサウンドに見事Remixされています。
Torment / 2ME - Signal
自身のレーベルDIVIDIDからリリースのEP。ちなみにこのレーベルメイトのBuunshinは日本語の分身から来てるそうです。
Together (Signal Remix) - Mefjus
2018年のBest Producerに選ばれたMefjusの曲のRemix
2019年4月5日~7日に初来日
そのSignalの初来日となる公演が決定しています!
ICICLEと一緒に東京名古屋大阪の3公演で行われます。詳細はこちらのイベント日程をご覧ください。

